ミュージックタウン音市場オペラ「魔笛」

高橋進

2020年02月28日 15:38

モーツァルトのオペラ「魔笛」(抜粋版・日本語上演)が23日、沖縄市のミュージックタウン音市場で開かれた。武蔵野音楽大学で教授を務める三ッ石潤司(指揮・コレペティトーア)がドイツ語の歌詞を日本語に翻訳し、オリジナル版として上演。出演者全員が伸びのある歌声を響かせ、観客を魅了した。


難しいアリアを歌い上げる夜の女王(安井陽子)
ライブハウスでのオペラに一抹の不安感があった。
しかし、ライブハウスだからできる照明を駆使することによって視覚的にも聴覚的にも分かりやすい内容に仕上がったことも事実である。

特にキャスティングは絶妙であった。パパゲーノの役の長嶺良盛(組踊実演会・歌三線)の起用などオペラの幅を大きく広げたのではないかと思う。
そして役者と舞台効果のすり合わせに相当な時間を要したのではないかと想像させる。

ひょうきんな動きで物語を盛り上げたパパゲーノとパパゲーナ
地域の一般教養として芸術活動についてかつてのシュガーホールの活動を参考にオペラハウスを作ってはとある市長に提案した事があるが、この音市場での公演を観た後に考えが変わった。施設ではなくこの公演をよりよく観客に伝えるのはどうしたらいいか、それぞれの努力と情熱に勝るものはないという事にこの公演は気づかせてくれた。



この公演の主催ミュージックタウン音市場および企画のビューローダンケに深い敬意と謝意をおくるものです。

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