スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい

高橋進

2011年09月07日 16:15





6月16日、宮崎駿監督は、スタッフとともに横断幕をつくり、それをジブリの屋上に掲げた。そこに書かれていたのは「スタジオジブリは、原発ぬきの電気で映画をつくりたい」。福島の原発事故の先行きが見えない中、スタジオジブリとしての態度表明をこの文に託したのだ。

宮崎駿談:「6月11日にデモがあって、あの字を書いたスタッフが自分の住んでいる町の小さなデモに参加して、そのまま自分で作ったプラカード持って出社してきたんです。それで、せっかくだからそ、そのプラカードを持って近所を一緒にあるこということ。<中略>犬を連れて来た奴がいたから4人と犬1匹でこの周辺を歩きました。目撃者はわずか6人というう情けなさで(笑い)それをずつと続けようかという話もあったんだけで、横断幕を掲げる話を鈴木さんに話して、(スタジオジブリの)星野社長のオーケーがとれればいいということで、そしたらすぐにオーケーが出ましたから、そこから文面を決めて、その日のうちに(横断幕)が完成しました。」

スタジオジブリ発行「熱風」8月号にて、宮崎駿監督は、どういう気持ちで横断幕を製作したのか、加えて東日本震災の被災地の現状、震災への日本政府の対応について、自然エネルギーのことなど、座談会の中で語りあっている。

この「熱風」は非売品で、購入することは出来ないが、定期購読年間2千円で購読が出来る。沖縄ではパレット久茂地の書店リブロにて無料配布されているが部数が限られているので、まずは、書店に連絡をして確認して欲しい。

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