「美らめんこい会」代表加賀さん4年間ご苦労さまでした。

高橋進

2012年01月14日 12:35

美らめんこい会」在沖縄岩手県人会の代表を4年間していた加賀哲彦氏が昨年の12月31日をもって退会した。

退会にあたって、昨年末、相談の電話をいただいた。3.11以降、沖縄に住んでいる岩手県人会だけではなく、福島県人会、宮城県人会などの活動が地元タイムス、新報などのメディアで紹介された機会が増えた。しかし、震災から9ヶ月が過ぎて、被災地は厳酷の冬を迎えている。

加賀さんもまさか、代表在任中の4年間に東日本大震災が起こるとは思っていなかったはずだ。しかし、そのまさかが起きた。大震災と津波によって岩手県をはじめとした沖縄に住む各県人会の方々のショックは計り知れないものがあった。

テレビで写し出される地震の倒壊に続く大津波の映像。今、思い出していも涙が出てくる。その映像の向こうには、東北の人々の暮らしが一瞬によって奪われる不条理に、ただテレビを観ている自分がいるだけだった。


岩手県田野畑村


どう現実を理解していいのか。自分はどうしたらいいのか。

今も自分に問い続けている。

加賀さん在沖縄岩手県人会の代表をしてきた事に心より「ご苦労様でした。」と言いたい。



昨年4月29日の募金活動の様子 前列右から2番目が元加賀代表


東北の現状を知る加賀さんや他の県人会の方々に一つお願いがあるのですが、沖縄で東北の現状を伝える努力を継続して欲しい。沖縄のメディアや行政に対して働き掛けを続けて欲しいと思います。

それこそ、一歩も歩むことが出来ない状況の中で、ようやく岩手は半歩あるき出したばかりなのですから。

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