2012年03月29日

フォーシスターズから究極へ、そして徳島阿波踊り 久保田麻琴

3月24日(土)久保田麻琴を迎えての2週目の番組は、復帰前後の沖縄の音楽状況と僕と係わりの中で「究極」について、そして、最近の音楽プロデュースとして、徳島の阿波踊りについて一時間お話を伺った。

先週は「スケッチオブミーク」宮古のことを中心にお話を伺ったのですが、今週は沖縄音楽について話を伺いたいと思っています。

フォーシスターズを語る
復帰前後にコザというか石川あたりで活動をしていた「フォーシスターズ」というグループがあったのですが、何故か、大和には紹介されなかった。沖縄では非常に愛されたグループだったのですが。

復帰前後の沖縄の混沌とした状況の中で、まさに「フォーシスターズ」その時代のチャンプル文化そのものだった気がします。

M1)フォーシスターズ「チンニクジュシー」

「フォーシスターズ」は60年代・70年代初頭のアイドルグループで非常に忙しいく活動をしていた。
4人のメンバーで歌も唄い演奏もした。宮古にも何度も公演に来たと言っていました。
ユーチューブで「フォーシスターズ」をみつけて観たのですが、演奏もリズムも歌もしっかりして、
あの時代の沖縄大衆音楽の豊穣な時代を象徴するようなグループでしたね。

時期が来たら、「フォーシスターズ」を大和に紹介したいと思っています。



究極「六月の雨」について語る
進君の関連で、喜納昌吉をプロデュースし、その流れでという訳ではないのですが、フォークディオ
「究極」の音楽プロデュースをする事になるのですが、元々僕のジャンルではない。
今まで沖縄の大衆音楽の中に無かった訳ですよね。

32年前の曲ですが、リスナーの方にモンパチと究極のどちらが凄いか聞き比べてもらえたらと思います。

M2)リマスターリング音源による究極「六月の雨」

その当時、沖縄で1万枚~2万枚をセールしたわけですが、アルバム発売に至らなかった。
32年前ですか。僕はしぶといですね。是非、綺麗な音で再発売をしたいと思っているのです。
沖縄の美しさというか癒しというのか究極のある優しさとうのか癒しの曲として発売が出来ればと。

「六月の雨」の垣花君も残念な事に亡くなってしまったのですが、親戚の方々もアルバムを出したい
と思っている。中山君とも話をしたのですが、是非、アルバムを出して欲しいと言っていました。



六人組について
あの時代に僕が気になっているグループがあるのです。「六人組」といってジャズフィージョンの
ような演奏をするグループでNHKのコンテストで坂本龍一が審査員をやっていた
そのコンテストで準優勝をしたグループだったのですが、何故かデビューが出来なかった。

めぐり合わせというのかな、何度もオーデションを受けたが、どこも決まらなかった。
ボーカルの女性がパンクぽい感じで、今は、栄町のおばーラッパーズで唄っているようです。
僕はしぶといので何とかこの「六人組」を出したいと思っています。

絶対、出しますよ。

徳島阿波踊りを語る
黒潮乗ると1週間で沖縄から阿波あたりまで行けてします。今風に言えば海のハイウェーのような
ものだったのではないかな。

熊野では補陀落渡海といって、僧侶が沖縄や宮古に流れ着いたという伝承が残っている。

実は阿波踊りを見たのは、東京の高円寺で今や100万人のイベントになっている。その阿波踊りの音圧と
いうのか、そういう雰囲気のものに出会い、心を揺さぶられたのです。

イベントとしてではなく、音楽として残したいと思いました。大太鼓のような音を小さなスピーカーで
再生するといのは大変なことなのですが、音として残したいと思ったです。

阿波踊りのルーツは長崎のはいや節だと地元の方が言うのです。阿波踊りもはいや節も似ているのです。
どちらも、海を媒介にして文化が伝わったのではないでしょうか。

M3)ぞめき「新町よいよい囃子」

高橋:次回、番組出演の際には、世界音楽旅行でもしたいと思います。
ブラジルとかエチオピアとか・・・。2週間の出演ありがとうございます。







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Posted by 高橋進 at 11:41│Comments(0)ビタミンFM
 
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