2016年08月13日

壺屋焼を守る志 Ⅱ

修行と就職との違いとは何か 給与5万円の意味


























修行と就職の違いとは何か、5年半の間、5万円貰っていた訳ですが、毎月の給与は5万円というのは
どんな意味があるのか。

一生の仕事ととして、この職業を選んだことに間違いはないと思っています。
自分の生き方と沖縄に役に立つという仕事を選んでいくというのはそう簡単な訳ではないのですが、
この陶工という仕事を選んだことに誇りを思っています。

沖縄には陶工として生計を立っている人が350位あると思います。その中で、沖縄人がやっている
所は三分の1位です。

沖縄の伝統を沖縄人が継承しているというは凄く少ない訳です。


高江洲育男の命日に郁美がやってきた
読谷壷屋焼窯元陶眞窯ところで5年半修行して
壷屋の伝統を継承する資格を得たことになるわけですね。製法や土とか色々な要素をパスして壷屋焼伝統後継者となり
ました。

代表作として、クバオウジの線彫りといのがあるのですが、壷屋焼と言えば魚やエビというデザインなのですが、
何故、クバオウジとかクバ笠のデザインなのですか?

僕の日常の中にクバがあった。神が降りてくる聖なる地にはクバの森があり、昔からクバを使ったクバオウジや
クバ笠があった。僕の中に魚ではなく何か自分だけのデザインというもののこだわりといったものがあったのです。

クバオウジのデザインは神が降臨する聖なる木、幸せの風が吹けばとクバオウジの椀を作りました。

300年前の壷屋焼を見たら「魚」「エビ」のデザインがある訳ですけど、100年前の壷屋焼を見たら「魚」と「エビ」の
デザインなのです。100年、200年、300年経っても「魚」と「エビ」というのはどうかなと思っていました。
修行時代から温めていたのですが、クバオウジのやクバ笠なのです。先輩に笑われましたが。

工房は糸満市与座90 展示品の購入や、ろくろ、手びねり制作を体験できる。
事前に相談をお願い致します。

電話090-7464-9840(賀数郁美まで)

8月20日・21日糸満市で行われる「体験こどもフェスティバル」 お仕事をしてお給料をもらおう!僕も参加致します。マカイに絵付けをして、完成品を夏休みの宿題として
提出する子どもも多く、毎年初日の土曜日にマカイが無くなってしまいますので、土曜日の午前10時から午後4時までにお越し下さい。
1個1500円で絵付け体験が出来ます。



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Posted by 高橋進 at 16:41│Comments(0)ビタミンFM
 
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