2011年04月29日
まだ まにあうのなら
4月19日以降『大きな国で」このタイトルのブログが驚異的なアクセス件数を示している。
もともと、中国の農業分野・ビジネスのブログで昆明に住む土下氏が書き始めた
ブログであるが、3月11日以降、原発事故の裏で日本国や東電が何を隠してい
たのかをネットで伝えられるメディアを駆使して、その実態を書きすすめている。
また、中国はこの事をどの様に国内に伝え、国際的に日本国はどの様に見られて
いるのか、中国の昆明から冷静に見つめている。
大きな国で ちょっとちがうぜ 中国そして、いま、僕らの世代がしなければならない事とは何かを考える。
昨日、福島の農家の方がたが、東電本社に、ほうれんそうやキャベツ、酪農牛
や搾りたてたての牛乳を持って、抗議行動の様子が報道された。
その報道を見ながら、24年前に出版された本の事を思い出した。
子をもつ親へ・・・。『まだ、まにあうのなら』福岡に住む主婦がチェリノブイリ
事故後に書いたブックレットである。このブックレットが出版された時は、38基
の原発が国内にあったのだが、現在58基の原発が国内にある。
この本は、原発推進の為に火力や水力といった発電を止めても、安いコストで大き
な利益を生み出す原発を推進してきたことを指摘している。その事実は先頃発表さ
れた電力ピーク時における発電についての政府見解や東電の発表にも明らかにされた。
稼働していない火力発電や水力発電、その他の発電でこのピーク時における電力の
供給が可能であると。
昨日はチェリノブイリ原発事故から25年という節目にあたり、この事故による犠牲
者の追悼と、今なお続く被曝地の汚染に、日本の原発推進を止めれなかった我々世代
に。原発事故が起きてしまったが『まだ、まにあうのなら』と意識変革を呼びかけている。
京都大学の小出裕昭氏はある講演で東北出身の宮沢賢治の言葉で講演を結んでいる。
加えて重要なことは、日本のエネルギー消費を半分に減らしても、まだ世界平均を上回っていることです。現在世界の平均エネルギー消費量は、4〜5万キロカロリーです。
今世界65億の人口のうち、先進国に住んでいる人は4分の1、約16〜17億人です。残りの50億の人たちは、未だにエネルギーをほとんど使えない生活を強いられています。
そのなかでも特に11億の人たちは、「絶対的貧困」と国連が定義する状況に置かれています。1日に1ドル、つまり約120円以下しか使えない人が11億人いて、そのうち5億人は飢餓に直面しています。劣悪な衛生・健康状態のなかで、2〜3秒毎に子どもが死亡しているのです。
未だに多くの人たちが飢えに苦しんでいるにも関わらず、私たちはそれを顧みることなくさらに大量のエネルギーを使って贅沢を享受する社会をつくろうとしているのです。この極めて差別的な世界を一体どうすればいいのでしょうか?
宮澤賢治は、「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はありえない」と
記しました。私は「世界ぜんたい」とは、人間のみを指すのではないと思います。
人間を含めたこの世界全体が幸せになることを、賢治さんは願っていたはずです。
またそう考えなければ、この地球という星を守ることはできないところにまで私たち
は追い詰められてしまったと思います。
賢治さんは続けてこう記しています。「個性の優れる方面に於て、各々止むなき表現
をなせ」。
たまたま原子力の世界に入ってしまった私は、なんとか原発を止めるために自分が持
っている力を出し尽くします。みなさんも、それぞれが取り組んでいる場所で、それぞれ
の力を発揮してください。
私たち誰もがそれぞれに「止むなき表現」をする場所があるはずです。
原発推進を止めれなかった。と。原子力の専門家でもある小出氏は語っている。
もともと、中国の農業分野・ビジネスのブログで昆明に住む土下氏が書き始めた
ブログであるが、3月11日以降、原発事故の裏で日本国や東電が何を隠してい
たのかをネットで伝えられるメディアを駆使して、その実態を書きすすめている。
また、中国はこの事をどの様に国内に伝え、国際的に日本国はどの様に見られて
いるのか、中国の昆明から冷静に見つめている。
大きな国で ちょっとちがうぜ 中国そして、いま、僕らの世代がしなければならない事とは何かを考える。
昨日、福島の農家の方がたが、東電本社に、ほうれんそうやキャベツ、酪農牛
や搾りたてたての牛乳を持って、抗議行動の様子が報道された。
その報道を見ながら、24年前に出版された本の事を思い出した。
子をもつ親へ・・・。『まだ、まにあうのなら』福岡に住む主婦がチェリノブイリ
事故後に書いたブックレットである。このブックレットが出版された時は、38基
の原発が国内にあったのだが、現在58基の原発が国内にある。
この本は、原発推進の為に火力や水力といった発電を止めても、安いコストで大き
な利益を生み出す原発を推進してきたことを指摘している。その事実は先頃発表さ
れた電力ピーク時における発電についての政府見解や東電の発表にも明らかにされた。
稼働していない火力発電や水力発電、その他の発電でこのピーク時における電力の
供給が可能であると。
昨日はチェリノブイリ原発事故から25年という節目にあたり、この事故による犠牲
者の追悼と、今なお続く被曝地の汚染に、日本の原発推進を止めれなかった我々世代
に。原発事故が起きてしまったが『まだ、まにあうのなら』と意識変革を呼びかけている。
京都大学の小出裕昭氏はある講演で東北出身の宮沢賢治の言葉で講演を結んでいる。
加えて重要なことは、日本のエネルギー消費を半分に減らしても、まだ世界平均を上回っていることです。現在世界の平均エネルギー消費量は、4〜5万キロカロリーです。
今世界65億の人口のうち、先進国に住んでいる人は4分の1、約16〜17億人です。残りの50億の人たちは、未だにエネルギーをほとんど使えない生活を強いられています。
そのなかでも特に11億の人たちは、「絶対的貧困」と国連が定義する状況に置かれています。1日に1ドル、つまり約120円以下しか使えない人が11億人いて、そのうち5億人は飢餓に直面しています。劣悪な衛生・健康状態のなかで、2〜3秒毎に子どもが死亡しているのです。
未だに多くの人たちが飢えに苦しんでいるにも関わらず、私たちはそれを顧みることなくさらに大量のエネルギーを使って贅沢を享受する社会をつくろうとしているのです。この極めて差別的な世界を一体どうすればいいのでしょうか?
宮澤賢治は、「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はありえない」と
記しました。私は「世界ぜんたい」とは、人間のみを指すのではないと思います。
人間を含めたこの世界全体が幸せになることを、賢治さんは願っていたはずです。
またそう考えなければ、この地球という星を守ることはできないところにまで私たち
は追い詰められてしまったと思います。
賢治さんは続けてこう記しています。「個性の優れる方面に於て、各々止むなき表現
をなせ」。
たまたま原子力の世界に入ってしまった私は、なんとか原発を止めるために自分が持
っている力を出し尽くします。みなさんも、それぞれが取り組んでいる場所で、それぞれ
の力を発揮してください。
私たち誰もがそれぞれに「止むなき表現」をする場所があるはずです。
原発推進を止めれなかった。と。原子力の専門家でもある小出氏は語っている。
Posted by 高橋進 at 18:06│Comments(1)
│脱原発
この記事へのコメント
目に見えることは人間の力で改善できるが、目に見えないことを解決しなければ、それ以上の惨劇を繰返さなければならなくなる。
心は、人間の努力だけでは改善できない。
私たちが、今、しなければいけないことは『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html
http://miracle1.iza.ne.jp/blog/entry/2237566/
http://blogs.yahoo.co.jp/i_believe_a_miracie/3146468.html
心は、人間の努力だけでは改善できない。
私たちが、今、しなければいけないことは『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html
http://miracle1.iza.ne.jp/blog/entry/2237566/
http://blogs.yahoo.co.jp/i_believe_a_miracie/3146468.html
Posted by hikaru at 2011年04月29日 18:18