2011年05月30日

山本太郎のメッセージ

『山本は5月25日には、ツイッターで「マネジャーからmailがあった。『7月8月に予定されていたドラマですが、原発発言が問題になっており、なくなりました。』だって」などとつぶやいている。27日には「これ以上迷惑をかけられない」とし、所属事務所を辞めたことを告白。一夜明けたこの日、所属事務所も公式サイトで「個人的な活動のために事務所に迷惑をかけたくないという山本の誠意を受け入れることにいたしました」と発表した』

山本太郎のメッセージの波紋は言う
『【オペレーションコドモタチ】「高濃度汚染地域・東京から山本太郎です。超高濃度汚染地域・福島、東北にお住まいの皆さんこんにちは。このたびは東京に電力を送るために作られた福島原発の事故、ほんとうに申し訳ありませんでした」

 さらに「言わせてください僕にも。福島の皆さん、東北の皆さん、できることなら避難してください。最悪の状況です。世界中に例を見ない最悪の事故です。進行中です。いま毎日、とんでもない濃度の汚染物質が空から降ってきてます、海に垂れ流してます。この状況で生活するのはあり得ないです。がんになるのを待ってるだけです。避難してください」

 「チェルノブイリ事故の時は、5ミリシーベルトになると国から強制移住させられました。なのに福島の子供たちは20ミリシーベルトでも大丈夫らしいです、文部科学省によると。殺人行為です」

 「頑張ろう福島、頑張ろう東北、頑張ろうニッポン…大いに思います、僕もそう思う。でも頑張ろうと思ったって若い世代がすっぽり抜け落ちた、そんな日本でどうやって復興していくんですか?
 今できることは疎開することです。避難して命をつなぐことです。国が本当に『収束する』って言うんならそれまでの間だけでも、どっかへ行きませんか。その一番汚染された状況なので今まで通りの生活を続けるっていうのは、あり得ないです。未来はないです」』

僕は2003年から現在のコンサル業をやっているのだが、その前に芸能業界の一旦を担う仕事をしてきた。それは、今では、至極あたりまえの感じがするが、30数年前の沖縄では、沖縄で芸能人を要請し、本土で活躍させるといったプロダクションの機能を沖縄につくるということだた。喜納昌吉や究極は、そのような思いでデビューさせたのだが、喜納昌吉などの楽曲を一緒に作ったり、マネージメントや売り出す為の戦略を練ったりと、その経験は後の究極や販売プランニングを実業としていく大きな経験であった。喜納昌吉の中に、沖縄の置かれた状況に対する不条理を自らの個としていく発信していくという姿勢が僕を突き動かした。つまり沖縄の置かれた現在でも続く「差別」との戦いともいえるものだ。ひるがえって、山本太郎の個として発せられる不条理に対して、僕は強く共感する。日本のおかれた現状に 危機意識を抱き、何らかのメッセージを伝えたいと思う意思に強く共感する。

5月22日 にはこんなことも長嶋一茂は・・・『『モーニングバード』(テレビ朝日系)出演時に、番組の企画でスタジオに並んだ福島の野菜を前に「俺は食べない。安全かどうかはっきりわからないものをカメラの前で食べて視聴者に安全だというメッセージを送りたくない。これを食べて本当に農家のためになりますか?」

僕は、このような状況に新しい時代の予感を感じる。大切にしたいのは、違和感である。今の日本(国)のありように強く違和感を感じているのだ。



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Posted by 高橋進 at 11:19│Comments(0)脱原発
 
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