2016年04月14日

沖縄の価値軸 Ⅱ

沖縄の価値軸 Ⅰにつづき、Ⅱを考えてみたいとおもいます。

Ⅰのまとめ、琉球国時代の琉球人の価値軸とは何か?

琉球国時代の久米村(くにんだ)の存在を忘れてはなりません。

この久米村の孔子廟がある琉球国最初の公立学校明倫堂で
僕は現在、孔子の教え「論語」を習っております。

この明倫堂を建て『六諭衍義』を琉球にもたらし広めたのが程順則です。
「琉球いろは歌」の中で、終始強調しているものの一つは「肝」=心の有り
様です。

金城唯仁著『巴旗の旗の下」という戯曲の中で「琉球国の価値軸は美・仁
柔を中心として展開されている」と記しています。
この「美・仁・柔」は西洋の価値軸となる「真・善・美」を意識したものでしょう。
西洋的な考え方は「科学的で論理的であることが価値あるもの」ということだと
思います。

琉球では、人が自分の人生で求め続けていくものは、「美しく清い姿」であり、
人の道に外れないように考え、行動すること。道を求める行動は、いばらず
謙虚にやわらかくとうことだと。論理や理屈ではなく「心の美しく清さ」。だと

「美・仁・柔」について考えると。いちばん最初に「美」があることに注目したい。



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Posted by 高橋進 at 16:41│Comments(0)エピソード
 
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