2019年12月04日
タラブックス

タラブックスとはなんだ?
はじめて聞く人もいると思う。まずは冒頭の本を読んでもらいたい。
「特集インドタラブックスの挑戦」をジブリの発行する「熱風」に非常に分かりやすく紹介されていた。

「ルピナスさん」を紹介した際にタラブックスの事を触れると趣旨が変わってしまうので「ルピナスさん」だけを紹介致しました。
電子書籍が市民権を得て、電車の中などでも紙の新聞や本を読む人はすっかり減って、受験生など参考書を読む人を除けば、多く人がスマホやリーダーの画面を熱心に見ています。それらは絵本、文学、辞書、画集、マンガ、実用書などどんな内容の本もデーターであって、0と1のデジタル情報の表示に過ぎませんが、文字サイズ拡大・縮小の自在さや、コンパクトさなど利便性はたくさんあります。一方、紙の本を開いた時のどこか懐かしいインクの香り、紙の違いによりそれぞれ異なる触れた時の質感、また一冊の本をすり切れるまで読むことによる愛おしさ。どれもが大切なもので、本はただのデータではない、モノとしての存在も含めて本だと思います。インドではそんな手作りの本を大切にしている出版社があります。タラブックスの本の作り方、その会社としての哲学には、もしかすると私たちが忘れてしまったものがあるかもしれません。

タムラ堂が日本で出版した「夜の木」
この出版社の哲学や絵本の制作過程など沖縄だからできるオルタナブルなあり方を考えるきっかけになればと思います。
Posted by 高橋進 at 00:25│Comments(0)
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