2012年02月07日
津梁ネットワーク 事務局長座間味唯康さん
津梁ネットワーク事務局長 座間味唯康氏
2月4日・2月11日は津梁ネットワーク事務局長の座間味さんをお招きして、津梁ネットワークの活動を通じて、沖縄企業の海外進出の問題点などをお伺いをした。
座間味さんと共通の知人として、亀田さんの存在があるのですが、県人でいち早く上海で事業を起こし成功した亀田さんなのですが、亡くなられたと座間味さんから聞いて驚きました。
亀田さんは、上海で邦人に安全な水や食品を提供して、県内の企業の上海進出を支援・応援していた方なのでが、非常に残念なことですね。
津梁ネットワークとはどんな活動をしている組織なのか?
津梁というのは、15世紀の中葉、尚泰久王治下、あの有名な「万国津梁の鐘」の碑文にある舟輯(しょうしょう)舟とかじという意味なのです。舵と櫂があればどこでも行ける以って万国の津梁(架け橋)となす。」という意味なのです。
その大交易時代に船をもって世界と交易をした。そして、現在、沖縄から交易通じて外貨を獲得するといった志を持った企業が集まり作ったのが津梁ネットワークです。
人材育成について
大交易時代の交易に従事していた琉球人は全てエリートであった。琉球は、中国の最新のテクノロジーや制度導入して国を運営してきた。日本も中国から最新テクノロジーや制度を導入したが科挙を導入しなかった。しかし、琉球は琉球全土から選りすぐれた人材を発掘してきた。映画「テンペスト」の主人公寧恩もこの科挙によって国の中枢である三司官に登りつめる。琉球国の時代は、教養と人格のすぐれた人材を育成をして、海外交易にあてていた。
この琉球王国時代から学ぶとすれば、この科挙制度ではないかと考えております。公務員試験で合格していくと言えばこの科挙の制度と同じなのでが、国を背負って立つための人財を育成していく必要があると強く思っています。
公務員試験の合格と座間味さんがいう科挙制度との違いはなんなのでしょうか。
島国なので一定の情報は皆にいきわたることが出来る。これは、公務員試験はないかもしれませんが、
小国として生きていく為の知識や、沖縄人として誰もが持っている「結」といった考えなんかを根底に持ち、尚且つ、民族の垣根を越えた教養といったものを持っている事が重要ではないのかと思っています。
その当時の交易に携わっていたのは、国を代表するような人格を持っていた人々を通事(通訳)と言われた人は当時の国家公務員であった訳です。このことは非常に大事なことだと思います。
津梁ネットワークの設立の経緯
平成16年9月に会を設立したのですが、その2年前に県の産業振興公社の公募として、テクノパークといった構想があったのです。このテクノパークに興味のある企業を公募した訳です。現在も熊本で行なわれているのですがあまり成果が上がっていない。その事業モデルがどうも台湾で成功しているということが解った。そのテクノパーク見に台湾の高雄に視察に行った訳です。
台湾を含めて中国にも視察に行った訳です。しかし、視察を終えて帰ってくると、その後ビジネスとして何も発展や展開がない。諸外国に行った友好は作れたかもいれないが、その後、ビジネスとして発展させるにはどうしたらいいかと、この視察に参加した企業30社によって会が設立したわけです。
「畑を耕し、種を蒔き、育てる」といったことが必要なのではないかと思った訳です。友好として握手をした後、沖縄県に帰ってから何も発展もなかった。それではいけないということで会を設立した。
沖縄はの地理的な位置からして、内閣府・総合事務局の沖縄の位置づけは華南経済圏とお付き合いをしていこうという事で沖縄が華南経済圏のゲットウェーイとして位置づけられている訳です。
1社ですと体力的に息切れしてしまいます。多くの企業は個別に海外進出を考えていますが、個別の問題だと思っていることが、沖縄から進出したあるいわ進出しようとする企業にとって、共通の問題が多くある訳です。
海外進出する沖縄企業の共通した問題点とは
中国と取引する場合の一つの例を挙げると、コピーの問題について、中国人はどのように考えているかといったことなのですが、仮に音楽CDを例にとると彼らの言い分はこの様になります。「CDのコピー商品を作る際に、パソコンでCDを焼くことや、それに費やされる時間など全て自分の努力で作ったモノである。
コピーする原版のCDを購入して、CDを焼く為のパソコンを購入して、コピーCDを作るのは労働の対価として商品として販売するのも違法ではない」と主張するのです。もう一つの例として、中国で視察をしていた時に同乗していた中国人の通訳に「僕の乗っている車種と同じ日本の車が走っている」と言ったら、その中国人が顔を真っ赤にして怒り始めました。彼曰「あの車は、中国の車だ」と言うのです。「中国の土地で工場を作り、中国人によって生産されている。従業員の中国人は中国で産した農作物を食べ、車を作るために必要な電力も水も全て中国のものから作られている」と主張するのです。長い付き合いのある通訳だったのでが、友達を辞めようかと思うほど怒っていた。
彼と話をして気付いたのは、根本的な思考が違うということなのです。
日本人が中国に対する大きな勘違いは、同じような論理でものごとを考えているという日本人の考え方は幻想ではないかということなのです。国が違えば考え方の基本になる思想が違うということなのです。
独りで体験していると個別の経験になるのですが、ネットワークを作ることによって同じ問題が個々人や企業に起きていたことが解ったのです。
その中で大きな課題として浮かび上がってきたのが、通訳の問題だということが解ってきました。通訳を捜すには友人の紹介であったりする訳ですが、その通訳が産業などの専門知識のない通訳。つまり、観光案内の通訳などをしている方が通訳になる場合が多い。しかし、我々はビジネスを主体としたものなので、産業用語であったり、経済の用語であったりを知っている通訳でないとビジネスとして役に立たない訳です。
多くの失敗の原因に通訳の問題もあったことが解ってきました。
次週放送予定2月11日(土)午後6時FMたまん「ビタミンFM」に続く。
2月11日(土)のビタミンFMは、座間味さんをお招きして、津梁ネットワークは具体的に何をやっているのかをお聞きした。
年二回は海外に視察・研修会などを行なうのですが、今年は非常に視察が多く昨年の6月18日~20日にかけて中国福建省福建市「中国・海峡プロジェクト成果交易会」を実施いたしました。
7月14日~17日 上海市浦東地区「ALL JAPAN SHOW IN CHINA2011」
9月8日~11日 福建省アモイ市「中国国際投資貿易商談会」
11月2日~6日 広西チワン自治区南寧市:タイガー産業㈱ 工場落成式
12月初旬に広東省広州市:広州JETRO主催 環境関連展示会
この中で、12月初旬の「環境エネルギーパッケージ研究会」についてお話をしたいと思います。この研究会は、津梁ネットワークが主体となった事業ではないのですが、津梁ネットワークの参加企業が4社この研究会に参加しています。この研究会は一昨年になるのですが民主党が「強い日本復活のシナリオ」という政策を掲げました。その中で沖縄県としては中国の華南地区と是非、商売を成立して下さいと。津梁ネットワークといったグループでお付き合いをして下さい。沖縄側もグループを作り、中国側もグループを作りその橋渡しを内閣府がいたしますといった政策を5年間実施していくことになりました。
個別の企業ではなく、グループとして津梁ネットワークが関わっています。この中の企業で特にトリムさんは、瓶を破砕して、その破砕したものを原料とした製品を製造しているのですが、つい最近、台湾にこの製造機械を3台販売をしたと新聞に報じられていました。1台2億円する機械を3台台湾に売った。
沖縄と台湾そして、中国といった3つのトライアングルを構築してこの中でビジネスを展開していこうと考えています。
沖縄県内の企業はオンリーワンやナンバーワンの技術を持っているところが沢山あるのですが、先週お話をしたように、その技術が盗まれるということで、中国に進出する際の大きな障害があった訳です。
特許を取るというのは、特許を公開することになるわけですが、コピーされるのは仕方がないと考えています。良い技術や製品は必ずコピーされるということが前提で、その技術や製品にブラックボックスを作っておくというのも一つの解決策といえるのではないかと思っています。
昨年中国で交通事故があり、誰も助けなかった事件があった訳なのですが、それでも、中国を相手にビジネスを展開しなければならないのかと疑問が沸くのですが・・・。
50年後の日本の人口統計が発表されました。8千万人台になるという。この様なもっと企業にとって厳しい時代になるのではないかと思っています。場合によっては現在の半分位しか残れないのではないかと思っています。好むと好まざると関わらず、中国の進出は自明の理と言えるのではないか。それが40年後か今かの違いではないか。
☆津梁ネットワークについてお問合わせ
URL http://shinryo.or.tv/
事務局 合資会社 沖縄浄管センター 座間味唯康
電話 939-3915 ファックス939-3916
メール t-zamami@jokan.jp
年二回は海外に視察・研修会などを行なうのですが、今年は非常に視察が多く昨年の6月18日~20日にかけて中国福建省福建市「中国・海峡プロジェクト成果交易会」を実施いたしました。
7月14日~17日 上海市浦東地区「ALL JAPAN SHOW IN CHINA2011」
9月8日~11日 福建省アモイ市「中国国際投資貿易商談会」
11月2日~6日 広西チワン自治区南寧市:タイガー産業㈱ 工場落成式
12月初旬に広東省広州市:広州JETRO主催 環境関連展示会
この中で、12月初旬の「環境エネルギーパッケージ研究会」についてお話をしたいと思います。この研究会は、津梁ネットワークが主体となった事業ではないのですが、津梁ネットワークの参加企業が4社この研究会に参加しています。この研究会は一昨年になるのですが民主党が「強い日本復活のシナリオ」という政策を掲げました。その中で沖縄県としては中国の華南地区と是非、商売を成立して下さいと。津梁ネットワークといったグループでお付き合いをして下さい。沖縄側もグループを作り、中国側もグループを作りその橋渡しを内閣府がいたしますといった政策を5年間実施していくことになりました。
個別の企業ではなく、グループとして津梁ネットワークが関わっています。この中の企業で特にトリムさんは、瓶を破砕して、その破砕したものを原料とした製品を製造しているのですが、つい最近、台湾にこの製造機械を3台販売をしたと新聞に報じられていました。1台2億円する機械を3台台湾に売った。
沖縄と台湾そして、中国といった3つのトライアングルを構築してこの中でビジネスを展開していこうと考えています。
沖縄県内の企業はオンリーワンやナンバーワンの技術を持っているところが沢山あるのですが、先週お話をしたように、その技術が盗まれるということで、中国に進出する際の大きな障害があった訳です。
特許を取るというのは、特許を公開することになるわけですが、コピーされるのは仕方がないと考えています。良い技術や製品は必ずコピーされるということが前提で、その技術や製品にブラックボックスを作っておくというのも一つの解決策といえるのではないかと思っています。
昨年中国で交通事故があり、誰も助けなかった事件があった訳なのですが、それでも、中国を相手にビジネスを展開しなければならないのかと疑問が沸くのですが・・・。
50年後の日本の人口統計が発表されました。8千万人台になるという。この様なもっと企業にとって厳しい時代になるのではないかと思っています。場合によっては現在の半分位しか残れないのではないかと思っています。好むと好まざると関わらず、中国の進出は自明の理と言えるのではないか。それが40年後か今かの違いではないか。
☆津梁ネットワークについてお問合わせ
URL http://shinryo.or.tv/
事務局 合資会社 沖縄浄管センター 座間味唯康
電話 939-3915 ファックス939-3916
メール t-zamami@jokan.jp
Posted by 高橋進 at 13:18│Comments(0)
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